青木智さん(以下 青木)は2017年に入社をしてから、プレインに運動プログラムの作成から運動の指導のノウハウを行ってきた人です。現在はPLAYnジムの事業統括マネージャーをされています。今日はプレインに入ったきっかけや仕事に対する思いなどについて話を聞いてみました。
どんな人にでも運動を教えることが
できるようになりたい!!
ープレインに入ろうと思ったきっかけはなんですか?ー
青木
前職の時に定型発達の子や、発達障害の子とか高齢者とかいろんな人に対して運動指導をしてきてたんですが、運動って楽しものでそれが友達であったり親と関わるツールとなるようなものだと思ってたんですね。
自転車の乗り方とか竹馬の乗り方とか逆上がりのやり方とか、かけっことか色んなことを教えてて、それってお金を払って人に任せてやることかなと疑問に思ってきていました。
やっぱり外で遊ぶ子供が減ったりとか、遊ぶ環境がそもそもなくなってたりとか、親子の関係の希薄さとかそんなことが進んでいる中で、
コミュニケーションが日常の中で取りやすことってお友達と遊んだり、親と外で遊ぶことだと思うんです。
自分がそれを教えてお金をもらって与えられる価値も当然あると思うんですが、学校が目指してる事や、社会とか本来の子供のあり方、環境みたいなところから逆行してるなって思ってきたのが転職を考えた大きなきっかけですね。
前職でも発達障害児と関わることが多かったです。
発達障害児専門のイベント企画であったり、実際の運動指導などを経験の浅い頃から役割として与えられていました。関わっていく中で、そういう子たちは、自分では遊びに行きづらいし、保護者が公園に連れて行っても一緒に遊んであげたり運動をさせることってなかなか難しいことで、ましてや大きくなればそんなことできなくなってきてしまうということに気づかされました。
運動や体を動かすことは人間にとってずっと必要なことなのに、それが何らかの理由で出来ない状況にある。
なので、自分自身が本当にやらなければならないことは、そのような困っている子どもや家族に対して、運動できる時間、仲間、空間を提供してあげることが本当に必要だと感じたことが、一番大きなところですね。
本当に困っている子どもや家族、社会があることを改めて気づかされ、それを助けたいと思いました。
それに気づけたのも全ての子供と熱く、強い思いで向き合ってきたからこそ生まれてきたものだと思います。
全ての子供に対してどうあるべきか考えられたことは大きな一歩ですね。
20代前半の時なんかは、発達障害児に対しての知識なんてほぼなかったし、運動指導の技術やノウハウも全然でした。けど、誰よりも熱く、強く子供に対して向き合って、運動をできるようにしてあげたい、楽しませてあげたい、運動することで何かを得てもらいたいという思いは一番強く、ギラギラしていた自信はあります。(笑)
そんな感じでやっていると次第に子どもも変わっていってくれましたね。成果が出てくるんです。やっぱりその成果をものすごいものと捉えてくれる人は本当に困っている人でした。
定型発達の子の保護者なんかは、あんまり合わないなとか成果が出ないなとか感じたらすぐに辞めていました。別に自分に教えてもらわなくても、ここじゃなくて違う場所で違う人に教えてもらえるだけの選択ができますからね。
けど、発達障害児の保護者の方はそうはいかない。このような子達に対して熱く、当たり前に指導をしてくれる人や場所なんてのは限られていますよ。ましてや運動を専門にやっている人や場所などは限られている。それだけに保護者の方も必死ですよね。本当に困っているし、その困りごとに向き合ってくれる人が少ない。だからなおさら、子どもが何か運動ができるようになった瞬間や、何気ない子供の表情の変化などに対する感謝の言葉などはとても強いものを感じましたし、嬉しかったですね。保護者の方もここしかないという状況なので、叱咤激励の言葉も大変多くいただきました。そのようにいただいた言葉の一つ一つは今でも残っていますし、期待もしてくれているんだなと感じることが多々ありましたね。
実際、前職を退職してからもあの手この手を使って僕の連絡先をどこからか入手してきて、プライベートで公園やプールで教えてくださいって言われ教えていましたからね。(笑)
なので自分自身がこの先の人生を考えたときに、本当に困ってる人達に対して自分の持てるパワーや技術、経験を生かしていきたい、それによって自分ももっともっと高みを目指したいと考えました。
ーなぜその方法は運動だったのですか?ー
青木
誰にでも運動を教えられるようになりたかったっていうことですね。定型発達の方も含めた全ての子供に逆上がりを、「ちちんぷいぷい」と魔法の言葉を言えばちょいちょいと全員が逆上がりができるようにしたいと思っていました(笑)
それぐらいスキルを高めたいと思って日々の仕事をしてきてました。そう思った中で、何が必要なんだろうと考えた時、運動能力云々じゃなく、それ以前に必要な指示を理解するとかそこに集中する、適切に行動できる工程数の幅を広げるとかっていうようなことが土台として必要だなと考えました。
それに気づけたことは、発達障害児に対して諦めず本気で全ての運動を出来るようにさせてやろうと取り組んできたから、気づけたことでした。
定型発達の子が運動をできるようになることは、当然で当たり前で難しくないことだと思ってて、その子に対して指導することは容易いことだと思いだしたんですね。けど、万人に対して魔法のように教えられるかって言ったらそうではなかった。
発達障害児のように、指示の理解が難しかったり、集中力をうまく発揮することができない子供に対しても、魔法の言葉のように簡単にできるようになれば、誰にでも運動を教えられるのではないかと考えました。
あとは、子供に運動を教えていたり、運動指導者に教える人や、運動に対して研究してたり極めようとしてる人が世の中に沢山いるし、そういう本がいっぱい出てるなっていうのはわかっていました。けど、発達障害児に対して発達障害×運動を極めてる人は僕の中では誰もいなくて、いたとしても少人数だと思ったし、世の中に認められて認識されている状況ではないなと思ったので、この分野で先駆者となって、高みを目指したいと思いました。
夢はNHK のプロフェッショナルに出ることですね!!
色々なお話ありがとうございます!まだまだお話していただいたので、この続きはVol.2にてお伝えします!!
プロフィール
青木智 (AOKI SATOSI)
大阪府出身
鹿屋体育大学卒
プレイン歴2年
現在 事業統括マネージャーとしてPLAYnジムを統括している。
趣味はガンバ大阪の応援と、おいしい料理をインスタにあげること。
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